宮崎県日南市にあります「鵜戸神宮(うどじんぐう)」をご紹介します。
鵜戸神宮は日向灘に面した日南海岸国定公園の海沿いにあり、海からの波などによって岸壁が浸食されてできた洞窟に本殿・幣殿・拝殿が一体となった権現造(ごんげんづくり)と呼ばれる形ですっぽり納まっています。
主祭神には初代天皇の神武天皇のお父さんである日子波瀲武鸕鵜草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)を祀っていて、 主祭神の母である豊玉姫命(とよたまひめのみこと)などのご利益も含めて縁結びや夫婦円満、安産祈願の御利益があると言われています。
また鵜戸神宮は崖に沿って石段を降りて社殿へ向かう”下り宮(くだりみや)”という珍しい神社で、「日本三大下り宮」のひとつといわれています。
(あと2つは群馬県の「貫前神社」と熊本県の「草部吉見神社」)
楼門の横に寄り道してみます。
参道へ戻って、奥へ進みます。
ひとつ目の朱色の橋が千鳥橋です。
この先にある2つ目の朱色の橋、玉橋より先は古来から清浄な地とされていたため、ここで全身を清めてから参拝していたそうです。
権現造とはいえ、本殿にここまで近づけるのは非常に珍しいです。
参拝順路は本殿の周りを時計回りに周ります。
鵜戸神宮ではウサギが神使として祀られていますが、これは一説には鵜戸神宮の「鵜」→「卯」→「兎」となり、ウサギが神使となったと言われています。
この撫でうさぎに優しく撫でると、病気平癒や開運などのご利益があると言われています。
主祭神の母である豊玉姫命が、息子のことを思って自分の乳房を岩につけたとされる「御乳岩」です。
御乳岩は安産や育児、子宝や女性の健康、家庭円満などにご利益があると言われています。
岩から滴り落ちる水は「お乳水」と言われ、この水を飲むと、母乳の出が良くなると言われていますよ。
運玉投げは、運玉と呼ばれる小さな玉を、海辺にある「霊跡亀石」と呼ばれる亀に似た形をした岩のくぼみのところに投げます。
男性は左手、女性は右手で投げます。
うまく霊跡亀石に投げ入れることが出来ると願い事が叶うと言われていますよ。
霊跡亀石がどこにあるかはぜひご自分で見つけてみてください。
縄で囲ってありますのですぐ見つけることができると思いますよ。
施設情報
住所:
宮崎県日南市宮浦3232
駐車場:あり(無料)
海岸沿いにある第1駐車場が一番近いですが、停められる台数は少ないです。
観光トイレがある駐車場は観光バスも停められるほど広いですが、参道までは八丁坂などがあり徒歩10分ほどかかります。
開閉門時間:
6:00~19:00
(10月から3月は7:00~18:00)
公式HP:あり
SNS:Facebook・Instagram(職員)
特記事項:
霊跡亀石の近くにハート型のくぼみがありますので、よかったら見つけてみてください。

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