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常陸国一之宮 鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)

こんにちは、ぶるすけです。
今回は茨城県鹿嶋市にあります「常陸国一之宮(ひたちのくにいちのみや) 鹿島神宮(かしまじんぐう)」をご紹介します。

鹿島神宮は茨城県鹿嶋市にあり、全国に約600ある鹿島神社の総本宮です。
御祭神に「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」を祀り、武甕槌大神は”日本神話最強の武神”とされているため、鹿島神宮は”勝負や武道の神様”として信仰されています。
鹿島神宮は、かつて闘いの前に武士たちがここで武運を祈願してから出発したことから、「”鹿島立ち”(旅立ち・門出)」という言葉の元になっていると言われ、人生や仕事などにおける開運の御利益、何かを始めようとする時に訪れる神社とされてきました。
地元のプロサッカーチーム、「鹿島アントラーズ」も毎年新年の挨拶に訪れていますよ。

また鹿島神宮は、鹿島神宮と同じ茨城県の息栖(いきす)神社、千葉県の香取(かとり)神宮、この三社をまとめて「東国三社(とうごくさんしゃ)」と呼ばれています。
これはそれぞれの御祭神である鹿島神宮の武甕槌大神・息栖神社の天乃鳥船神(あめのとりふねのかみ)・香取神宮の経津主神(ふつぬしのかみ)の三柱神が天照大神に天界から派遣されて地上を譲るように迫った「国譲り神話」に由来しているともいわれています。
三社の位置を線で結ぶと直角二等辺三角形になります。その三角形内には強力なパワーが存在し、様々なご利益を授けてくれるパワースポットともいわれていますよ。

境内の様子

表参道大鳥居 → 拝殿・本殿

表参道の大鳥居(二の鳥居)
ご由緒
参道をまっすぐ進みます
境内図

境内は東京ドーム約15個分におよぶほど広く、その中でも森は県指定の天然記念物で「鹿島神宮樹叢(じゅそう)」と呼ばれています。

東京から高速バスでも来れますよ
手水舎
楼門

楼門は国の重要文化財に指定されています。
鹿島神宮の楼門は、福岡県の筥崎宮(はこざきぐう)、熊本県の阿蘇神社(あそじんじゃ)とともに日本三大楼門といわれています。

授与所
楼門をくぐって右側にある巨木の裏には・・・
鹿島アントラーズの選手それぞれの抱負があります
大助人形
大助人形の説明
霊杉木の先には・・・・
拝殿・本殿(北向きです)

鹿島神宮は鳥居をくぐった先に本殿が正面にない唯一の神宮で、社殿が北を向いています。
(表参道は西→東、社殿は北向き)
これは東北征伐の名残で、蝦夷を意識しての配置ともいわれています。

御祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)です
拝殿・本殿を横から
その裏にはご神木  樹齢1300年以上あるそうです
社殿とご神木を遠目から
社殿から北側の景色

社殿から北側には仮殿や社務所などがあります。

仮殿

訪問時は「令和の大改修」として奥宮がシートで囲まれ改修中でした。
(後で奥宮の写真があります)
そのため奥宮の御神体は現在はこの仮殿へ移されていますので、奥宮にお参りされた後はこの仮殿へも参拝される事をオススメします。

社務所
祈祷殿

拝殿・本殿 → 奥宮

奥参道の入口

社殿からさらに東へ進むと奥宮がありますが、その道が奥参道です。
奥参道は「奥馬場」とも呼ばれ、毎年5月には流鏑馬(やぶさめ)神事が行われています。

奥宮の説明
奥参道
左側(北側)への案内看板
国家「君が代」にも出てくるさざれ石があります
神鹿(しんろく)

鹿島神宮の鹿は、神の使い「神鹿(しんろく)」と呼ばれています。

奥参道をさらに進むと・・・
右側(南側)になにか見えてきました
奥宮(令和の大改修中)
奥宮の前の案内看板

奥宮からは「要石」と「御手洗池」への道があります。

奥宮 → 要石

森の中を進みます
交差するところ
それぞれの案内看板

奥宮から要石へと歩いてきた際には、この交差はそのまままっすぐ(南側へ)進みます。

少し進むと・・・
要石がある場所
要石

鳥居の奥に要石(かなめいし)があります。
見えている部分はわずかですが、この要石は地震を起こすオオナマズを押さえ込んでいるという言い伝えがあります。
水戸黄門様の指示でこの要石を7日掘り続けても底が見えなかったという逸話があります。
また、この要石は千葉県の香取神宮にある要石ともつながっているとも言われています。

奥宮 → 御手洗池

奥宮の前には売店があります
売店の前を北側に進みます
下り坂です
そのまま下ると・・・
右手に売店があります
御手洗池

売店の奥に御手洗池があります。

御手洗池は昔から神職や参拝者の禊の場として使われている池です。
1日に40万ℓもの湧水があり、年始には数百人規模で「大寒禊」が行われています。
この湧き水は御神水として持ち帰ることもできますよ。

まとめ

東国三社のひとつ、鹿島神宮をご紹介しました。
歴史ある中にも建物などには新しさも感じ、厳かな空気感の中でもそこに華やかさも感じました。
現在行われている令和の大改修が終わったらまた改めて伺いたいと思います。

また広大な敷地の境内は神聖な空気で満ち溢れているようでした。
近所であれば毎日散歩したくなるような素晴らしい遊歩道ですよ。

施設情報

住所:
茨城県鹿嶋市宮中2306-1

駐車場:あり(公式HPのアクセス
・大鳥居(二の鳥居)の前に第1駐車場あり(普通車300円)
・やや離れたところに第2駐車場あり(無料、土日祝日と繁盛記は有料)
・裏手の御手洗駐車場は無料です。
・周囲にも民間の有料駐車場があります。

授与所:
8:30~16:30

公式HP:あり
SNS:InstagramTwitter

特記事項:
御朱印は祈願殿で受け付けています(8:30~16:30、本宮・奥宮ともに500円)

鹿島神宮の周囲は細い道や一方通行があります。カーナビで「鹿島神宮」と設定してもうまく駐車場に着かないかもしれませんので、車で行く際にはしっかり事前予習をしておくことをおススメします

表参道にも鹿がいますよ

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