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熊野三山②熊野那智大社・青岸渡寺・那智の滝(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)

こんにちは、ぶるすけです。
3回に分けてご紹介する熊野三山(くまのさんざん)
第2回は「熊野那智大社・青岸渡寺・那智の滝(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)」をご紹介します。

第1回熊野速玉大社・神倉神社(和歌山県新宮市)」はこちらです。
第3回「熊野本宮大社(和歌山県田辺市)」こちらです
熊野三山奥の院といわれている「玉置神社(奈良県吉野郡十津川村)」はこちらです。

熊野三山(くまのさんざん)とは

熊野三山とは紀伊半島の南部、熊野地方にある熊野本宮(熊野本宮大社)・新宮(熊野速玉大社)・那智(熊野那智大社)の3つをまとめた総称です。
熊野三山は熊野古道の中辺路(なかへち)によって互いに繋がっています。
3つの大社はそれぞれの自然崇拝を起源としていますが、その後互いの主祭神を相互に勧請し「熊野三所権現」として信仰されるようになりました。
熊野速玉大社が前世の罪を浄め、熊野那智大社が現世の縁を結び、熊野本宮大社が来世を救済するといわれ、熊野三山を巡れば過去・現在・未来の安寧が得られると言われています。

また熊野三山は2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。

熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)

熊野那智大社 礼殿
熊野那智大社

住所

〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1

参拝時間

24時間可能

営業時間(授与所)

7:00~16:00

駐車場

あり:身体障碍者・高齢者・小児連れの方のみ可能
(専用道路の通行料として800円)
 ※ 一般客向けには周囲に民間有料駐車場が多数あります

公式サイト

公式HP
Twitter

特記事項

 

熊野那智大社は熊野本宮大社・熊野速玉大社とともに熊野三山の一社として全国に約4000ほどある熊野神社の御本社です。
その中でも熊野那智大社は那智の滝(那智大滝)への自然崇拝を起源とする神社で、熊野三山のひとつとしての熊野十二所権現、そこに那智の滝の飛瀧権現を加えた十三所権現を祀っています
主祭神は「熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)」で、熊野速玉大社の主祭神である「熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)」とは夫婦とされており、熊野那智大社は「結宮(むすびのみや)」として崇められています。
また境内には神武天皇を大和の地に導いた伝説の三本足の烏 「八咫烏(やたがらす)」がその任務を終えたあとに石になったといわれる「烏石」があります。
樹齢約850年の大楠の根元には空洞があり、無病息災を願って「胎内くぐり」をする事ができます。

熊野那智大社 一の鳥居

(実はここまで来るにも多数の階段を登ってくるのですが)
ここから拝殿まで長い階段を登っていきます。
身体に不自由がある方など向けに、階段を登らなくても参拝できるようもっと上の場所に専用の駐車場がありますので、大変な方は直接問い合わせすることをオススメします。

「世界遺産」
長い階段の手前に手水舎があります
階段は左側通行です
階段の途中には平らなところがあります
中には神馬がいます
さらに階段を登った先にある二の鳥居
二の鳥居

この二の鳥居の先からは平坦な境内となっています

ヤマザクラ
このヤマザクラは県指定の文化財だそうです
平坦な境内
熊野那智大社の説明看板
ここにも手水舎があります
長生殿

ここには休憩用の椅子があり、眺望も素晴らしいので長い階段で疲れた足を休ませることができますよ。

長生殿付近からの眺望
宝物殿

こちらの開館時間は8:30~15:30、拝観料は大人300円・小中学生200円です。
(毎週水曜日は閉館日)

礼殿

本殿はこの奥に鎮座しています。
(烏石も本殿内にあります)

礼殿の隣にある御縣彦(みあがたひこ)社と八咫烏
御縣彦社は八咫烏を祀る社です
境内にある樹齢約850年の大楠
大楠の説明看板

この大楠の根元には空洞があり、護摩木または絵馬を用いて無病息災祈願として「胎内くぐり」をする事ができますよ。
(護摩木初穂料としてなら300円、祈願絵馬初穂料としてなら500円納めます)

胎内くぐりの入り口
こちらは出口です

胎内くぐりの中についてはみなさんぜひ実際にくぐってご体験ください。

礼殿の隣には授与所
授与所の前には「日本一のおみくじ」があります

正式には日本一”大きい”おみくじではないようですが、このおみくじは那智の滝133mに合わせて133cmの大きさとなっています。
見た目の通りそれなりの重量がありますので、女性や高齢者など力が弱い方は落としたり転んだりしないようにご注意ください。
(おみくじなので、棒を出すためにこれをひっくり返す必要がある)

そのまま道なりに進み、隣り合っている青岸渡寺へと向かいます

青岸渡寺(せいがんとじ)

青岸渡寺は神仏習合の過程で熊野那智大社と密接な関係を持つようになったといわれ、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されています。
御本尊は如意輪観世音菩薩(にょいりんかんせおんぼさつ)で、現在の本堂は天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したものだそうです。
(本堂内にある鰐口(わにぐち)はその秀吉が寄進したもので、秀吉の願文が刻まれています)
境内には朱色の三重塔があり、那智の滝と並んだ姿はとても美しい写真スポットとなっていますよ。

青岸渡寺
西国第一番礼所とされています
ご由緒など
授与所

御朱印の受付は7:30~16:30となっています

境内かあ北西方向を見ると・・・
三重塔と那智の滝

那智の滝をメインにするとこの場所がキレイに撮影できます。

境内にある大黒天堂の位置口
階段を登った先にある大黒天堂
「那智大滝」への案内看板の通り、道なりに進むと、
三重塔をメインにするとこちらの方がキレイに撮影できます
三重塔

三重塔の営業時間は8:30~16:00、拝観料は大人300円、小人200円です。

「那智大滝」の案内看板に従って進みます
石段を下っていくと、
仏様
さらに進んだ先には、
伏し拝み(那智御瀧の遥拝所)
遥拝所からさらに下ります
徐々に建物が見えてきて、

那智の滝

那智の滝(那智飛龍神社)一の鳥居

那智の滝は落差が133m、滝壺の深さが10mにも及ぶ大滝です。
また熊野那智大社の別宮、飛瀧神社の御神体として古来より熊野信仰の中心地のひとつとされています。

参拝料は無料で、参拝時間は7:00~16:30となっています。
那智の滝を間近で見られる有料の御瀧拝所舞台への参入時間は8:00~16:00までとなっていますのでご注意ください。
(御瀧拝所舞台の参入料は大人300円、中学生以下200円)

安倍晴明ともゆかりがあるようです
一の鳥居をくぐって進みます
「世界遺産」
参道は右側通行です
階段を下っていくと広く平坦な場所に出ます
境内図
光ヶ峰遥拝石
石の説明
飛龍神社 社務所・授与所
飛龍神社
御瀧拝所舞台への入り口

こちらで参入料を払います。
この先はペット進入禁止です。

道なりに石段を登ると、
延命長寿のお瀧水
100円で水みくじもできます
更に石段を登っていくと、
御瀧拝所舞台

飛龍神社拝所(?)と書いてあるでしょうか

舞台からは那智の滝が目の前です
間近で見るとまさに圧巻の存在感
御瀧拝所舞台からの帰り道にある御瀧本祈願所
ちょうど正面に御瀧が位置するようになっています
神霊石(みたまいし)
先ほどの授与所に戻ります
那智の滝前のバス停
美山亭

美山亭は那智の滝前のバス停から徒歩1分ほどのところにあるおみやげ・お食事処です。

自家製の黒あめソフトがオススメ
黒あめ好きなら驚愕するほどの美味しさです

まとめ

3回に分けてご紹介する熊野三山(くまのさんざん)
第2回は「熊野那智大社・青岸渡寺・那智の滝(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)」をご紹介しました。

第1回熊野速玉大社・神倉神社(和歌山県新宮市)」はこちらです。
第3回「熊野本宮大社(和歌山県田辺市)」こちらです
熊野三山奥の院といわれている「玉置神社(奈良県吉野郡十津川村)」はこちらです。

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