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成田山新勝寺(千葉県成田市)

千葉県成田市にあります「成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)」をご紹介します。

成田山新勝寺は毎年1000万人以上という、寺院として日本最多の参拝者数を誇る名刹(お寺)です。
(全体では明治神宮が参拝者数日本一といわれています)
弘法大師が自ら敬刻開眼(けいこくかいげん)したと伝わる不動明王を御本尊にお祀りしています。

また成田山新勝寺は関東三大本山のひとつともいわれています。

関東三大本山(真言宗智山派)とは

関東三大本山とは、弘法大師を宗祖、興教大師 覚鑁(こうぎょうだいし かくばん)を開祖とする真言宗智山派の関東にある3つの大本山「成田山 新勝寺」「川崎大師 平間寺」「高尾山 薬王院」のこと。

ちなみに真言宗智山派の総本山は京都の「智積院」、別格本山は「高幡山 金剛寺」と愛知の「大須観音 宝生院」。

おでかけガイドより

成田山新勝寺では全部で6種類の御朱印をいただくことができます。
授与料は各300円で、受け付けは8:00~16:00です。
詳しくは公式ホームページをご参照ください。

毎年2月3日に行われる成田山節分会は約6万人が訪れる大行事です。
ちなみに節分会のかけ声は「福は内」のみで「鬼は外」は言わないそうです。
(お不動様の大慈悲心により鬼でさえも心を入れ変えてしまうからとのこと)

周辺道路は細くて一方通行が多いですが、有料駐車場も多いので車でも行けます。
電車でもJR成田駅や京成成田駅から約800m、徒歩10分程で総門に到着します。
お正月などの繁忙期は周辺道路が交通規制されるのでご注意ください。

境内の様子

(夕方の時間に訪れたのでほとんど閉まっていました)

総門

成田山新勝寺には入口が数カ所ありますが、南側にあるこの総門が正面入口です。
総ヒノキ造りで高さが約15mです。
総門を見上げると、網が張っているので見づらいですが十二支の彫刻がありますよ。

境内図
総門をくぐった先の景色
御護摩受付所
その奥には光輪閣
弁財天堂
亀がたくさんいました
大師堂

大師堂は総門からみると西側にあります。

仁王門

(写真にはありませんが、仁王門の階段手前に手水舎があります)

仁王門は1831年に再建された門で、国の重要文化財にも指定されています。
大きな提灯(ちょうちん)に「魚がし」と書かれているのは、この提灯が築地の魚河岸講から奉納されたことによるものだそうです。

仁王門をくぐり、橋を渡ってさらに進み、階段を登ります
橋の下の池に白い亀がいました
階段を登って左側にある御護摩受付所
御護摩受付所の隣にある御守・御礼受付場
階段を登って右側にあるご案内所
ご案内所の隣にある剣
香閣と大本堂

境内には香閣(こうかく)が何か所かにありました。
(夕方だったので蓋が閉まっていて煙は無し)

三重塔

大本堂に向かって右手に三重塔があります。
こちらは1712年に建立、その後の大修理などを経ており、国の重要文化財に指定されています。
彫刻や塗装がとても色鮮やかで、ついつい見入ってしまいました。
(見上げすぎて首が痛くなりました・・・)

鐘桜(しょうろう)

残念ながら鐘はつけませんでした。

一切経堂
大本堂

大本堂には御本尊である不動明王が安置されており、厄除開運、健康長寿、商売繁昌、学業成就などにご利益があると言われています。

参拝方法はお賽銭箱の前で一礼、お賽銭を入れたあとに一礼、そのあとに手を合わせてお祈り、そして最後にもう一礼します。
(こちらはお寺です。神社のように二礼・二拍手・一礼ではありませんのでご注意を)

大本堂内では御護摩(おごま)が行われます
御護摩とは護摩木という特別な薪を焚き上げて、願いごとの成就を祈る儀式です。
受付時にそれぞれの願いを書いた御護摩札も火で清めて祈願してくれます。
また御護摩祈願の時に、バッグやお財布など身のまわりの持ち物に御護摩の火をあてる「御火加持(おひかじ)」も行われます。
大切なもの(鞄や財布など)を御護摩の火にあてることでお不動さまのご利益をいただくことができるそうです。
最後にお不動様の御真言を唱えてお祈りをしたら御護摩は終了です。

御護摩の受付や実施時間など、詳細は公式ホームページをご参照ください。

大本堂の東にある東翼殿
聖徳太子堂
大本堂の西にある西翼殿
西翼殿のさらに西にある釈迦堂(しゃかどう)

この釈迦堂は1858年建立の国指定重要文化財で、かつての本堂だったそうです。
現在は、厄除け払いの祈祷所となっています。
建物は総ヒノキ造りで、外壁には五百羅漢などの彫刻がほどこされています。

釈迦堂から北東の方向(大本堂の裏の方向)へ進みます
天満宮
額堂(がくどう)

額堂は絵馬や奉納額を掲げる建物のことで、お堂の中には歌舞伎界の名優・七代目市川團十郎の石像があります。
市川家の屋号が”成田屋”であるのは、この成田山新勝寺と深い関わりがあるからだそうです。
(歌舞伎だけでなくテレビなどでも有名な市川海老蔵さんは第11代目の市川海老蔵で、第13代目の市川團十郎を襲名予定です)

額堂の向かいにある開山堂
三社
光明堂

光明堂は1701年に建立された国指定重要文化財で、釈迦堂より更に前の本堂だった建物です。
愛欲や欲望・執着などの煩悩を悟りを求める心に導き、様々な悩みを救ってくれるとされる愛染明王がお祀りされており、 良縁や結婚成就、夫婦円満など恋愛運アップのパワースポットとして知られています。

光明堂からさらに奥に進みます
醫王殿(いおうでん)

成田山新勝寺には外の飛び地(総門から徒歩で5分程)に薬師堂がありますが、こちらの醫王殿(いおうでん)にも薬師如来が奉安されています。

平和の大塔

境内の最奥部にある平和の大塔(へいわのだいとう)。
高さ58mもある5階建ての塔で、1階には成田山の歴史展や写経場などがあり、2階には不動明王像をはじめ大塔の御本尊が安置されています。

施設情報

住所:
千葉県成田市成田1

駐車場:
周囲に有料駐車場あり(無料は無し)

公式HP:あり

SNS:なし

特記事項:
平和の大塔のふもとには16万5000㎡もの広大な成田山公園が広がっています。歩道が整備されていますので、自然の中をゆっくりとウォーキングできます。

電車の駅から総門までの参道にはたくさんのグルメスポットがあります。
書ききれないので、よろしかったらこちら(成田市観光協会)をご参照ください。

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