こんにちは、ぶるすけです。
今回は宮城オルレの「大崎・鳴子温泉コース」をご紹介します。
宮城オルレには「気仙沼・唐桑コース」「奥松島コース」「大崎・鳴子温泉コース」「登米コース」の4コースがあり、今回は「大崎・鳴子温泉コース」のご紹介です。
静かな温泉街には硫黄の香がほのかに漂う。宮城オルレ大崎・鳴子温泉コースは、宮城県北西部の大崎市にあり、市の西側は山形県・秋田県と接しています。大谷川が刻んだ深い峡谷や奥の細道がある小さな道を歩き、温泉が有名な地域ならではの手湯と足湯も楽しめるコースとなっています。
コースは、東北屈指の大峡谷・鳴子峡から始まります。深さ100mの峡谷は、近くで見ると、より雄大に感じられます。鮮やかな新緑が次々と芽吹く春から、赤や黄色の美しい紅葉に染まる秋まで、季節によって移り変わる鳴子峡の風景は、一幅の絵のようです。
中山平温泉から鳴子温泉を結ぶ散策路は、17世紀の日本を代表する俳人「松尾芭蕉」など多くの歴史的人物が歩んだ奥の細道を通ります。平安時代からその名が都に知られた温泉神社は、鳴子温泉の始まりであり、鳴子温泉郷は、環境省指定の「国民保養温泉地」で、11種類のうち9つの泉質(※旧分類による)を楽しむことができます。ゆめぐり広場では、気軽に温泉の湯ざわりが楽しめる「手湯」が体験できます。フィニッシュ地点の鳴子温泉駅にある足湯は、ヒノキ造りの浴槽で、歩き疲れた足を癒し、座ってゆったりと語らいを楽しめる空間です。
また、昔ながらの商店や食堂が並ぶ鳴子温泉街をゆっくり歩くのも、大崎・鳴子温泉のコースの楽しみ方の1つです。趣のあるお店は心惹かれる魅力を持っており、鳴子温泉街は、旅人の好奇心によって新しい散歩道にもなります。鳴子を代表する特産品の「鳴子こけし」は、大きな頭、中程がやや細くなった安定感のある胴、菊の模様が、大きな特徴です。約30名の匠が作る手作りのこけしは、「シンプルで飽きが来ない」精巧で素朴な味がありますが、このコースも、そんな魅力を持っています。
宮城オルレ公式HPより
今回の記事は完全にネタバレの内容となっておりますので、詳細を知りたくない方はこれ以上読まないほうがいいと思います。
(コースの詳細をしっかり知りたい方には最適な内容となっています)
【宮城オルレ その他の3コースについて】
「奥松島コース」についてはこちら。
「登米コース」についてはこちら。
「気仙沼。唐桑コース」についてはこちら。
オルレとは・・・
「オルレ」は韓国の済州島(ちぇじゅとう)から始まったもので、海岸線や山などの自然、民家の路地などをゆっくり楽しみながら歩くことです。
トレッキングとして定着からは、韓国国内だけでなく日本でも九州を中心に有名になりました。
ちなみに「オルレ」とは済州の言葉で「通りから家に通じる狭い路地」という意味だそうです。
宮城県では2018年に社団法人済州オルレの協力のもと、九州・モンゴルに続く済州オルレの姉妹道となる「宮城オルレ」を整備しました。
宮城オルレは、広々とした太平洋と自然豊かな森の道、住民と触れ合える里の道などさまざまなルートがあり、済州オルレや九州オルレに似ていながらも異なる魅力を持ちます。自然と人間との共存を模索するすべてのオルレコースがそうであるように、宮城オルレも自然とともに生きていくという思いが込められています。
宮城オルレHPより
オルレの歩き方&マナー&安全のために(宮城オルレ公式HPより)
- 民家の近くを通る時は、勝手に敷地内に入らないようにしましょう。
- 住民や私有財産を撮影するときは、必ず許可を得ましょう。
- 歩きながら出会った人に笑顔で挨拶を交わしましょう。
- リボンを持ち帰ると次に歩く人が道に迷います。
- 道を案内してくれる標識(カンセ・リボン・矢印)はさわらないでください。
- ゴミは必ず持ち帰りましょう。
- 道沿いの農作物は採らないでください。花や木は目で鑑賞しましょう。
- 宮城オルレのコース標識(カンセ・リボン・矢印)に沿って、決まった道を歩いてください。
- コースから外れた急傾斜地等での危険な行動は控えてください。
- トレッキングに適した服装と靴を着用してください。
- 車道を歩くときは、車に気を付けましょう。
- 台風、豪雨、豪雪など天候が悪い場合は中止してください。
オルレコースにある目印の種類(九州オルレ公式HPより)
オルレのコースにはいろいろな目印があります。

青と赤のリボンは1番多いコース目印です。

馬の頭が向いている方向が進行方向になります。


青の矢印は正方向、赤の矢印は逆方向になります。
大崎・鳴子温泉コース コース紹介

コースマップは公式HPに載っています。
大崎・鳴子温泉コースは鳴子峡がスタートで鳴子温泉駅がゴールです。
コース上に①~⑩まで各チェックポイントがあり、順番に周っても逆走してもどちらでもOK。
公式HPによると大崎・鳴子温泉コースは全長10km。所要時間は4時間。難易度は初級です。
今回私は順番通りに周り、スタートからゴールまで休憩含めて3時間ちょっとでした。
(そのあとゴールの鳴子温泉駅から鳴子峡まで歩き、鳴子峡新展望台や回顧橋などを周ったので実際には4時間30分ほどかかりました)
大崎・鳴子温泉コース スタート
①鳴子峡(レストハウス) → ②回顧(みかえり)橋
前日の夜に雨が降り、足元が少し濡れていました。
回顧橋はレストハウス駐車場から少し北側(上の写真の奥の方)、道なりに遊歩道を下ったところにあります。
あれ??
閉鎖?!
回顧橋への鳴子峡遊歩道は9:00~16:00まで通行可能。
早朝だったのでまだ開いていませんでした。。。
ゴール後に改めて来ます。。。
②回顧橋 → ③大深沢 (1.2km)
案内矢印があります(写真の赤い〇)。
ここにも案内矢印があります。
目には見えませんが、空気がキレイでマイナスイオンたっぷりという感じです。
③大深沢 → ④奥の細道 (1.7km)
国道に出たあとにすぐまた細い道に入ります。
足元に矢印が書いてありますよ。
進路は黄色。
紫はトイレへの道です。
看板の隣にはクマ除けの鐘があります。
④奥の細道 → ⑤小深沢 (0.5km)
⑤小深沢 → ⑥日本こけし館 (1.7km)
ここが少しわかりにくいかもしれません。
下の写真も見てください。
案内矢印を見落とさないよう気をつけてください。
上の写真の左側には花淵山登山口があります。
案内矢印がありますよ
⑥日本こけし館 → ⑦尿前(しとまえ)の関跡 (1.0km)
⑦尿前の関跡 → ⑧鳴子温泉神社 (3.1km)
左側にある小川に沿って、アスファルトをまっすぐ進みます
ここの分岐は事前に確認しておかないと分かりにくいかもしれません・・・
⑧鳴子温泉神社 → ⑨ゆめぐり広場 (0.6km)
⑨ゆめぐり広場 → ⑩鳴子温泉駅 (0.2km)
もうあとは駅に向かってまっすぐ進むだけです
足湯のそばでは赤いカンセが待っていてくれます。
スタートの鳴子峡(鳴子レストハウス)に戻るには主に3つの方法があります。
①電車で中山平温泉駅に行き、そこから歩く(電車の本数が少ない)
②タクシー、または誰かの車で移動(タクシーは駅前にいます)
③国道47号沿いを徒歩(戻る体力があるかどうか)
ちなみにタクシー移動だと、鳴子峡見晴らし台(レストハウス)までおよそ10分で1760円ほどだそうです。
おまけ 鳴子峡新展望台
鳴子峡レストハウスから徒歩5分、車で2分ほどの距離です。
広い無料駐車場もあります。
改めて②回顧橋へ
遊歩道は階段が340段あり、下り10分、上り20分と、そこそこ歩きます。
まとめ
今回は宮城オルレの「大崎・鳴子温泉コース」をご紹介しました。
かかった時間はゆっくり写真を撮りながら歩いて、スタートからゴールまで3時間ちょっとでした。
ゴールしたあとはスタートまで徒歩で戻り、途中にある鳴子峡新展望台を経由して再度回顧橋に周ったので、全体では4時間30分ほどかかりました。
自然の中ですので周る時期によって景色が変わりますが、やはり鳴子といえば紅葉時期がオススメです。
ただし鳴子の紅葉時期は天気が不安定だったり寒暖の差が激しいことが多いので、防寒対策は忘れないよう気をつけてくださいね。
【宮城オルレ その他の3コースについて】
「奥松島コース」についてはこちら。
「登米コース」についてはこちら。
「気仙沼。唐桑コース」についてはこちら。

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