宮城オルレの「奥松島コース」をご紹介します。
宮城オルレには「気仙沼・唐桑コース」「奥松島コース」「大崎・鳴子温泉コース」「登米コース」の4コースがあり、今回は「奥松島コース」のご紹介です。
巨大な湖のような静かな海の上に、点々と浮かぶ島々がつくり出す風景は、まるで絵画のような美しさです。
日本三景松島の東端に位置する「奥松島」は、松島湾に浮かぶ最大の島「宮戸島」と太平洋に臨む野蒜海岸一帯のことを指します。比較的温暖な気候で、早春には椿が咲き乱れ、野生の棕梠(シュロ)が繁茂するなど、「東北の伊豆」とも呼ばれています。波静かな内海と荒々しい海岸の対比が美しく、海水浴、ウィンドサーフィン、釣り、 地引網など、四季を通じたアクティビティが楽しめます。また、宮城県の国際観光テーマ地区として整備されています。
奥松島コースは、あおみなを出発し、縄文からの歴史と自然を感じながら、数多くの景勝地が存在する奥松島・宮戸島を一巡りするコース。コース序盤は、縄文時代の歴史をたどる道。さとはま縄文の里史跡公園で日本最大級の貝塚を見学し、縄文時代の歴史と風景を体験できます。さらに稲ヶ崎公園や松島四大観の一つである大高森などをめぐりながら、奥松島の風景を360度パノラマで眺めることも。海の幸や地域住民の温かいおもてなしもコースの楽しみの一つです。
宮城オルレ公式HPより
完全にネタバレの内容となりますので、詳細を知りたくない方はこれ以上読まないほうがいいと思います。
(コースの詳細をしっかり知りたい方には最適な内容となっています)
【宮城オルレ その他の3コースについて】
「気仙沼・唐桑コース」についてはこちら。
「登米コース」についてはこちら。
「大崎・鳴子温泉コース」についてはこちら。
オルレとは・・・
「オルレ」は韓国の済州島(ちぇじゅとう)から始まったもので、海岸線や山などの自然、民家の路地などをゆっくり楽しみながら歩くことです。
トレッキングとして定着からは、韓国国内だけでなく日本でも九州を中心に有名になりました。
ちなみに「オルレ」とは済州の言葉で「通りから家に通じる狭い路地」という意味だそうです。
宮城県では2018年に社団法人済州オルレの協力のもと、九州・モンゴルに続く済州オルレの姉妹道となる「宮城オルレ」を整備しました。
宮城オルレは、広々とした太平洋と自然豊かな森の道、住民と触れ合える里の道などさまざまなルートがあり、済州オルレや九州オルレに似ていながらも異なる魅力を持ちます。自然と人間との共存を模索するすべてのオルレコースがそうであるように、宮城オルレも自然とともに生きていくという思いが込められています。
宮城オルレHPより
オルレの歩き方&マナー&安全のために(宮城オルレ公式HPより)
- 民家の近くを通る時は、勝手に敷地内に入らないようにしましょう。
- 住民や私有財産を撮影するときは、必ず許可を得ましょう。
- 歩きながら出会った人に笑顔で挨拶を交わしましょう。
- リボンを持ち帰ると次に歩く人が道に迷います。
- 道を案内してくれる標識(カンセ・リボン・矢印)はさわらないでください。
- ゴミは必ず持ち帰りましょう。
- 道沿いの農作物は採らないでください。花や木は目で鑑賞しましょう。
- 宮城オルレのコース標識(カンセ・リボン・矢印)に沿って、決まった道を歩いてください。
- コースから外れた急傾斜地等での危険な行動は控えてください。
- トレッキングに適した服装と靴を着用してください。
- 車道を歩くときは、車に気を付けましょう。
- 台風、豪雨、豪雪など天候が悪い場合は中止してください。
オルレコースにある目印の種類(九州オルレ公式HPより)

青と赤を結んだリボンはコースの目印です。

馬の頭が進行方向になります。


青の矢印は正方向、赤の矢印は逆方向になります。
宮城オルレ 奥松島コース コース紹介

公式HPに載っています。
奥松島コースはあおみながスタート&ゴールです。
コース上に①~⑬まで各チェックポイントがあり、順番に周っても逆走してもどちらでもOKです。
公式HPによると奥松島コースは全長は10km。所要時間は4時間。難易度は中級です。
今回私は順番通りに周り、スタートからゴールまで休憩含めて3時間ちょっとでした。
宮城オルレ 奥松島コース スタート
①あおなみ → ②大高森薬師堂(ゆっくり10分)
オルレ参加者は第2駐車場に停めます(第1駐車場は買い物客用)
早朝だとあおなみはまだ開店していません。
(開店は9時から)
「コースはここで合っているかな?」と思ったら必ず目印を確認しましょう。
地図を見ながらでも間違えることがあります。
左が大高森の山頂、右が縄文村
②大高森薬師堂 → ③奥松島縄文村歴史資料館(5分)
縄文村まで200m
(下からの写真です)
③奥松島縄文村歴史資料館 → ④さとはま縄文の里史跡公園(5分)
コースが合っているか不安になったら目印を探しましょう!
目の前の通路を矢印の方向へ下って進みます
④さとはま縄文の里史跡公園 → ⑤タブノキ (10分)
これがタブノキでしょうか
⑤タブノキ → ⑥波津々浦(15分)
(木製の矢印があります)
階段を登ったらすぐ右に曲がります。
⑥波津々浦 → ⑦陸の奥松島(15分)
⑦陸の奥松島 → ⑧稲ヶ崎公園(20分)
矢印のように右へ進みます
(ここが稲ヶ崎公園ではありません)
⑧稲ヶ崎公園 → ⑨月浜海水浴場(10分)
堤防を越えると・・・
⑨月浜海水浴場 → ⑩新浜岬(10分)
⑩新浜岬 → ⑪歴史を紡ぐ林道(25分)
木製の矢印があります
何度でも言いますが、コースが合っているか不安になったら目印を探しましょう!
「観音寺」の看板が目印です
(坂道の方です。階段ではありません)
⑪歴史を紡ぐ林道 → ⑫大高森(30分)
疲れた身体を癒してくれます
⑫大高森 → ⑬あおなみ(10分)
スタートからゴールまで、休憩含めて3時間ちょっとでした。
宮城オルレは4コースありますが、この「奥松島コース」はスタートとゴールが一緒ですので、ゴールしたあとにスタートまで戻る必要がありません。
(ゴール後の疲れた状態でスタートまで戻るのは、個人的にはけっこう大変だと思います)
公式HPには”中級”となっていますが、初心者にこそこの奥松島コースが一番のオススメです。
(宮城オルレ4コースの中でこの奥松島コースが私は1番好きでした)
宮城オルレ公式HPはこちらです。
【宮城オルレ その他の3コースについて】
「気仙沼・唐桑コース」についてはこちら。
「登米コース」についてはこちら。
「大崎・鳴子温泉コース」についてはこちら。

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