こんにちは、ぶるすけです。
今回は宮城県石巻市にあります「金華山(きんかさん)・金華山黄金山(こがねやま)神社」をご紹介します。
金華山と金華山黄金山神社について
金華山は三陸の最南端、宮城県石巻市(旧女川町)にある島です。
島全体が金華山黄金山神社(以下、黄金山神社)の神域で、「青森県の恐山」や「山形県の出羽三山」と並んで“東奥三大霊場”ともいわれます。
島民は全部で5人で、すべて黄金山神社の神職の方です。
金華山には多数の野生鹿(およそ700頭)が生息しており、神の使いとして大切に保護されています。
黄金山神社は、「三年続けてお参りすれば一生お金に困らない」といわれる強力な金運パワースポットとして全国から多くの参拝客が集まります。
また黄金山神社は江島神社(神奈川県)、竹生島神社(滋賀県)、天河神社(奈良県)、厳島神社(広島県)と並び、【日本五大弁財天】に数えられていますよ。
金華山黄金山神社の公式HPはこちらをご覧ください。
金華山はアクセスが非常に難関で、交通手段としてはフェリーでしか行き来できません。
牡鹿半島の南端部にある鮎川港(金華山観光クルーズ・シードリーム金華山汽船株式会社)から、もしくは女川町の離島航路ターミナル(潮プランニング)からフェリーを利用できますが、定期船は毎週日曜日に1日1往復しかなく、島での滞在時間は2時間ほどしかありません。
今回ご紹介する黄金山神社への参拝&金華山山頂にある奥院の大海祗神社(おおわだつみじんじゃ)参拝となると、トレイルランナーでない限りとても2時間では足りません。。。
山頂まで目指すなら
①神社宿坊(参集殿)での宿泊
②海上タクシー(フェリーのチャーター)
③年に数回ある特定の臨時便
基本的にはこの3つのどれかになります
黄金山神社では年に数回、祭日が設けられています。
(詳細は公式HPをご覧ください)
そのなかでも毎年10月に行われる「神鹿角切り行事祭」は、繁殖期で凶暴になったオスシカが人に危害を加えないよう、神社の職員などが総出でシカを取り押さえて角を切り落とす、人間とシカの格闘技にような行事です。
神鹿角切り行事祭は国内では奈良県と金華山でしか見られないとても珍しい行事ですので、もしご都合が合えば祭事と合わせて金華山を訪れてみてはいかがでしょうか。
ヤマレコは乗船前にスタートボタンを押したので、上の画像の時間には島での滞在時間だけでなく船の移動時間も入っています。
今回は女川町離島航路ターミナルから乗船しましたが、航路は片道35分ほどでした。
女川町離島航路ターミナルから金華山・黄金山神社へ
建物の中でチケットを購入します。
今回は事前に電話で予約しておきました。
(満席の場合は当日券は販売しないため)
島にもトイレはありますが、できればここで済ませておくのがオススメです。
島に降りてすぐ大鳥居があります。
地味にキツイ坂道です。
右が表参道(徒歩) 左は車の道路です
この寒い気候にも関わらず芝生が生えているのはとても珍しいそうです。
やや薄れています。
公式HPの境内案内図の方が見やすいです。
ここで御祈祷の申し込みができます
相生(あいおい)の松と楓(かえで)は、松の木と楓の木が絡み合って1本の巨木のようになっています。
金光水は金華山にある水取り場の1つです
ここが有名な金華山辯財天の銭洗所です。
写真にある白いザルを使って龍の口から流れ出る水で小銭を洗い、その小銭を財布にいれておくとご利益があると言われています。
長い階段を上ると拝殿があります。
拝殿・本殿の南側には、金華山山頂の大海祗神社(おおわだつみじんじゃ)へ続く登山道があります。
金華山山頂・大海祗神社(おおわだつみじんじゃ) ~ ぐるっと一周
金華山・黄金山神社ともに水道はありません。
島および神社では、このように天然の湧き水を貯めながら生活しています。
このあたりはちょっと道がわかりにくいかもしれませんのでご注意ください。
大海祗神社は東日本大震災の地震によって一部壊れましたが、その後修復されています。
この青いリボンは「みちのく潮風トレイル」の目印です。
同じコースなのでこのリボンを目印にしました。
このあたりからは下り坂ではなく平行移動です。
まとめ
今回は宮城県石巻市にあります「金華山(きんかさん)・金華山黄金山(こがねやま)神社」をご紹介しました。
毎週日曜日の定期便(2時間滞在)では黄金山神社の参拝くらいしかできませんが、海上タクシーや特定日の臨時便であればもう少しゆっくり滞在できますので、よかったらぜひ山頂まで上って素晴らしい眺望を楽しんだり奥院にもご参拝されることをオススメします。
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