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お伊勢参り②伊勢神宮・外宮(豊受大神宮)(三重県伊勢市)

こんにちは、ぶるすけです。
全9回の「お伊勢参り」シリーズ。
第2回は三重県伊勢市にあります「伊勢神宮・外宮(げくう)豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」をご紹介します。

【お伊勢参りシリーズ】
第1回「二見輿玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)」はこちら
第3回「伊勢神宮・内宮(ないくう)・皇大神宮(こうたいじんぐう)」 はこちら
第4回「朝熊岳金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)・朝熊山頂展望台」はこちら
第5回「皇大神宮別宮 月讀宮(つきよみのみや)」 はこちら
第6回「皇大神宮別宮 倭姫宮(やまとひめのみや)」はこちら
第7回「豊受大神宮別宮 月夜見宮(つきよみのみや)」はこちら
第8回「皇大神宮別宮 伊雑宮(いざわのみや)」はこちら
第9回「皇大神宮別宮 瀧原宮(たきはらのみや)」はこちら

お伊勢参りとは・・・(「お伊勢参りシリーズ」共通の内容)

お伊勢参り」といえば狭義の意味では伊勢神宮への参拝のことを指しますが、広義の意味、そして「古来からのお伊勢参り」としては、まず二見浦で禊をしてその後に伊勢神宮の外宮内宮の順に参拝し、最後に朝熊山にも参拝するのが習わしとされていました(諸説あります)。

こちらでご紹介する 「お伊勢参りシリーズ」 では、古来からのルートに則って各所をご紹介した後に、伊勢神宮の別宮もご紹介します。

最初から最後まで見ていただくと、行く前の予習はもちろんのこと、まったく参拝の計画がなかった方もお伊勢参りに行きたくなること間違いなしの内容となっています。

伊勢神宮・外宮とは

伊勢神宮の正式な名称は「神宮(じんぐう)」です。
神宮は外宮(豊受大神宮)と内宮(皇大神宮)という2つの正宮、14の別宮や43の摂社、24の末社と42の所管社があり、これら125の宮社すべてを含めて「神宮」とされています。

外宮の正式名称は「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」です。
天照大御神の食事を司る御饌都神(みけつかみ)である豊受大御神(とようけのおおみかみ)をご祭神として祀り、衣食住、産業の守り神としても崇敬されています。

神宮のお祭りは「外宮先祭」として外宮から行われており、そのの順序にならい参拝も外宮から内宮の順にお参りするのが昔からの習わしです。
そのため「お伊勢参りシリーズ」でも外宮を先にをご紹介します。

境内の様子

表参道側の正面
豊受大神宮(外宮)の説明
神宮の案内看板
外宮の案内看板
火除橋(ひよけばし)

防火のためにつくられた堀川に火除橋がかけられています。
この火防橋は左側通行となっています。

手水舎
表参道の左側 奥にはまがたま池やせんぐう館があります
火防橋を渡った境内(神域)にはトイレはありませんのでご注意ください
またがた池

名前の通り勾玉(まがたま)の形をした池で、毎年6月頃には花菖蒲が美しく咲くそうです。

せんぐう館

せんぐう館は、まがたま池のほとりにある博物館です。
開館時間は9:00~16:30で、観覧料は大人300円・小中学生100円となっています。

清盛楠(きよもりぐす)

火防橋を渡った表参道の右側には、平清盛が勅使として参向した時に冠にふれた枝を切らせたという伝承がある清盛楠(きよもりぐす)があります。

楠の根本
正面の鳥居
表参道をそのまま進むとすぐ次の鳥居があります
右側に建物が見えてきます
神宮のご由緒
神楽殿

参道の右側にある建物のうち、手前にある建物が神楽殿です。

授与所

神楽殿の次にある建物が授与所です。
授与所は6:00から開いています。

正宮へは参道をさらに進みます
古殿池(こでんち)

いまは正宮の手前に古殿池があります。
古殿池は正宮と同じ広さがありますが、それはここが前回の遷宮まで御殿(正宮)が立っていた場所だからです。
神宮の各社殿では20年に1度の式年遷宮ごとにその場所を入れ替えることで、社殿そのものを新しいものに建て替えています。
(船大工の技術を護るなど、ほかにも様々な意味があるそうです)

古殿池の隣に見える正宮
正宮 豊受大神宮(とようけだいじんぐう) 

正宮では天照大御神のお食事を司る神であり衣食住を始め産業の守り神でもある、豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りします。

正宮内は撮影禁止です
三ツ石(みついし)

参道の古殿池近くに三ツ石があります。
三ツ石は三個の石が重なった石積みで、この前では御装束神宝(おんしょうぞくしんぼう)や奉仕員を祓い清める式年遷宮の川原大祓(かわらおおはらい)が行われています。
ここは外宮の中でも知る人ぞ知るパワースポットです。

参道から別宮遙拝所への道

「遙拝(ようはい)」とは直接その場所に行かずに離れたところからお参りすることです。

別宮 多賀宮(たがのみや

別宮・多賀宮は豊受大御神の「荒御魂(あらみたま)」をお祀りしています。
外宮には多賀宮、土宮、月夜見宮風宮の四別宮がありますが、多賀宮が外宮第一の別宮です。

別宮 風宮(かぜのみや)

別宮・風宮は風雨を司る級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸辺命(しなとべのみこと)をお祀りしています。
雨風は農作物に大きな影響を与えますので、神宮では古来から正宮に準じて丁重にお祀りしています。

別宮 土宮(つちのみや)

別宮・土宮は地主の神である大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)をお祀りし、別宮で唯一東を向いています。
ご祭神は、大土乃御祖神。古くから山田原の鎮守の神でしたが、外宮の鎮座以後は宮域の地主神、宮川堤防の守護神とされ、平安時代末期に別宮に昇格しました。

ちょっと奥に入ったところには・・・
下御井神社(しものみいのじんじゃ)

御祭神は下御井鎮守神(しものみいのまもりのかみ)。
神宮の御料水の守護神です。
内部には井戸があり、お祭りにお供えする御水をいただく上御井神社で不都合があった場合はこちらの水を使います。

施設情報

伊勢神宮・外宮(豊受大神宮)

住所

三重県伊勢市豊川町279

参拝時間

1・2・3・4・9月 5:00~18:00
5・6・7・8月 5:00~19:00
10・11・12月 5:00~17:00

駐車場

多数あり(無料)
らくらく伊勢もうで・外宮エリア

公式サイト
(伊勢神宮)

公式HP
FacebookInstagramYouTube

特記事項

新型コロナの影響で散策できる範囲が限られています。

全9回の「お伊勢参り」シリーズ。
今回は第2回として「伊勢神宮・外宮(げくう)」をご紹介しました。
第1回「二見輿玉神社)」はこちらです

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