千葉県館山市にあります「安房国一之宮(あわのくにいちのみや) 安房神社(あわじんじゃ)」をご紹介します。
安房国一之宮は2つあります(もう1つは須崎神社)。
なぜ2つもあるのかについてはこちら(南房総花海街道)の説明をご参照ください。
安房神社は上の宮(本宮)と下の宮(摂社)があり、2670年以上の歴史があると言われています。
また日本でも有数の金運パワースポットともいわれており、全国各地から参拝者が訪れます。
安房神社の上の宮(本宮)の主祭神は天太玉命(あめのふとだまのみこと)。相祭神は妃神の天比理乃咩命(あまのひりとめのみこと)です 。
主祭神である天太玉命 は「天岩戸神話(天岩戸神社HP)」で天照皇大神が岩窟にこもった際に、天児屋根命(あめのこやねのみこと)とともに祭祀を執り行った神様です。
天太玉命はその祭祀に必要な鉾や鏡の製造を司っていたので「産業やあらゆるものを創り出す神」として”日本におけるすべての産業の御祖神”もいわれています。
相祭神の天比理乃咩命はもう一つの安房国一之宮、洲崎神社の御祭神でもあり、夫婦円満の神様とのいわれています。
この右側を通って奥の駐車場まで行けます。
参道はとてもきれいに整備されています。
早朝だったので授与所などはまだ開いていませんでした。
拝殿・本殿に向かっていくと、階段の左手前に大きな岩があります。
その岩の中をくりぬいて祀られたのが厳島社です。
ご祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。
海上安全の神様といわれています。
以前はこちらで「御水取り」ができましたが、現在は立ち入り禁止となっています。
ご神木の槇(まき)の木。
樹齢500年以上と言われています。
上の宮から下の宮への移動途中にあります。
下の宮には安房神社の創設者とされている天富命(あめのとみのみこと)と、その兄弟の天忍日命(あめのおしひのみこと)が祀られています。
天富命と天忍日命はともに開拓の神といわれています。
開拓=未開の地を切り開くこと。
そこから転じて「新しい、今までと違った縁を結ぶ」神ともいわれています。
施設情報
住所:
千葉県館山市大神宮589
駐車場:あり(無料)
授与所:8:30~17:00
定休日:年中無休
公式HP:あり
SNS:Facebook
特記事項:
神社から北東に少し行くと忌部塚(いんべづか、千葉県HP)があります。

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